兵庫県は２１日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、年末年始の帰省や旅行による感染拡大を防ぐため、２６日から神戸空港とＪＲ新神戸駅（いずれも神戸市中央区）、ＪＲ姫路駅（姫路市）の計３カ所に無料の抗原検査所を設けることを決めた。

　神戸空港とＪＲ新神戸駅は来年１月１２日まで、ＪＲ姫路駅は１２月３０日までと１月３～１２日に開設する。現地で先着順に受け付け、検査結果が出るまでに３０分程度かかるという。この３カ所には今夏にも検査所を設けており、計９２４０件の利用があった。

　また県は、年末にも１週間平均の外来患者が９千人前後に達するとみて、１２月２８日から医療体制を強化。発熱外来の診療時間などを延長し、約１７００床を運用する。自己検査用の抗原検査キットは、１日の配送量を現行の最大４千個から６千個に引き上げる。

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