• 印刷
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT

 「理不尽な自民党と公明党に切れてしまいました」「市長就任後11年半にわたる積もり積もった怒りが爆発してしまった」

 明石市議らに暴言を吐いた後、泉房穂市長が投稿したツイートからは、市政運営を議会が阻んできた-との印象も受ける。

 泉氏が市長に就いた2011年5月以来、市側が議会に提出した議案1447件のうち、約99%に当たる1433件が可決された。否決は14件にとどまり、このうち6件は、市長が専決処分をした昨夏以降に集中している。

 なぜ、市長と議会との関係は専決処分に至るほど悪化したのか。その要因の一つが最大会派・自民を率いた重鎮議員の存在だった。泉氏は市長選で応援を受けたこの議員に、議会との調整を頼ってきた。しかし、19年に議員が引退すると、パイプ役を失った。

 ツイッターで泉氏は、自身の意に沿う議員を「良識派」、そうでない議員を「多数派」と色分け。議会の分断を印象付け、議員らの反発を買った。

 「予算は市長が編成するが、それらを決める権限は議会にある。子育て支援策は私たちが意思決定してきたもので、変えることはない」。自民会派が先月に開いた市民向け報告会で、議員らはこう訴え、市政を前に進めてきたと強調した。

 泉氏の「多数派」批判を見て議会にも関心を持ち、会場を訪れた男性会社員(36)は発信力の弱さを指摘する。「(議員から)じかに話を聞くと、共感できる部分も多かった。ただ、子育て支援の継続を訴えても、肝心の子育て中のお母さんたちに届くのだろうか」

明石統一地方選わたしたちの政治泉・明石市政を考える明石市W選
もっと見る
 

天気(9月7日)

  • 34℃
  • 27℃
  • 20%

  • 36℃
  • 24℃
  • 40%

  • 35℃
  • 26℃
  • 20%

  • 35℃
  • 25℃
  • 30%

お知らせ