来年４月１６日告示、同２３日投開票の兵庫県芦屋市長選で、ＮＰＯ法人理事長の高島崚輔氏（２５）が６日、無所属での立候補を正式に表明した。市内で会見を開き、「世界一住み続けやすい国際文化住宅都市をつくる」と意気込みを語った。

　大阪府箕面市出身。灘高校から東京大を経て米ハーバード大を卒業し、芦屋市を拠点に若者の海外留学などをサポートするＮＰＯ法人を運営している。

　会見では、２０１９年に同市役所でインターンをした経験を挙げ「世界でトップクラスの魅力あるまちが衰退しつつある状況を変えたいと思った」と述べた。

　１８歳までの医療費無償化や、英語教育の強化などを公約に掲げ、ＪＲ芦屋駅南の再開発では「市民が集う図書館を設けるなど新たな計画を作る」とした。

　同市長選を巡っては、元市議の大塚展生氏（６４）と現職の伊藤舞氏（５３）が立候補を表明したほか、市民団体が公募候補の推薦を決めている。（村上貴浩）