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支援者から花束を受け取る稲村和美・尼崎市長=尼崎市役所
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支援者から花束を受け取る稲村和美・尼崎市長=尼崎市役所

 兵庫県尼崎市の稲村和美市長(50)が1日、退任式に臨んだ。職員や市民ら約300人を前に3期12年を振り返り「文字通り『オール尼崎』で財政再建に道筋をつけられた。市民の力を、心から誇りに思う」と感謝を述べた。今後選挙には出ず、政治家は引退するとした。

 稲村市長は2010年、「市民派」の白井文前市長の後継として、38歳で初当選。当時全国最年少の女性市長として注目を浴びた。財政再建を最重要課題とし、新たな借金をせずに予算編成を行う収支均衡を17年度に達成。JR尼崎駅前や阪神出屋敷駅前などのブランド化や、暴力団事務所の排除、非合法の風俗営業をしていた旧かんなみ新地の解体なども進めた。

 退任式では涙ながらに「『ピンチをチャンスに』を合言葉にここまできた。まちづくりに終わりはない。今後は一市民としてまちづくりに関わりたい」と話した。(広畑千春)

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