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 12歳以上の新型コロナウイルスワクチンの1、2回目接種に、駆け込みとみられる動きが出ている。オミクロン株に対応する新ワクチンの接種を受けるには、年内に2回目を打ち終える必要があるためだ。未接種者12万7千人に通知した神戸市では、急きょ予約枠を増やすなど対応を迫られている。

 政府の25日時点のまとめでは、兵庫県では全人口に対する接種率が1回目は79・70%、2回目が78・85%。50代以上は90%を超えている。一方、若い世代を中心に様子見してきた人も多く、各市町や県は受け付け続けている。

 新ワクチンは2回接種を完了した人を対象に来年3月31日まで実施予定で、2回目から3カ月以上の間隔を空ける必要がある。1~2回目の間隔はモデルナ製で4週間、ファイザー、ノババックス製で3週間のため、11月下旬から12月初旬に1回目を打たなければ、3月末までの新ワクチン接種は難しくなる。

 神戸市では11月中旬、未接種者に年内接種を呼びかけるはがきを送付した。その後、接種券再発行の申請などが増えたといい、集団接種会場は12月中旬まで予約が埋まったという。同市は急きょ、神戸ハーバーランドの大規模接種会場での予約枠を11月27日分から拡大した。

 尼崎市などでも接種券の再発行申請が多くなっているという。一方、淡路市は21日に従来型ワクチンの接種終了予定時期をホームページに掲載したが、「今のところあまり反響はない」という。

 来年4月以降のワクチン接種のあり方について、国はまだ方針を示していないが、財務相の諮問機関が11月、費用を無料にする特例的な措置を廃止すべき、との見解を示した。

(高田康夫)

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