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 兵庫県尼崎市消防局は22日、市民の119番で出動しながら傷病者の症状を誤認し、必要な搬送をしなかったとして、救急搬送義務違反で、現場の隊長だった北消防署園田分署の消防司令を戒告の懲戒処分にするなど3人の処分を発表した。

 出動は3人態勢で、隊員の消防司令補は注意処分。また、管理監督責任として同分署長の消防司令長を厳重注意とした。

 同消防局によると、救急隊は今年2月6日未明、市内の50代男性について「体のしびれがある」との通報を受けて出動したが、脳卒中に当たる症状がなく、血中酸素濃度や呼吸も正常として搬送しなかった。男性はその後に症状が悪化し同日午前10時ごろ、市内の医療機関で脳内出血と診断され、入院したとされる。

 同消防局は、脳内出血の発症時間は不明としつつ、男性には高血圧の既往症があったことから搬送すべき事案で、関係者らへの説明や対応も不適切だったとした。「不安と心配をおかけし、心からおわび申し上げる。再発防止や市民の信頼回復に向け努力する」と陳謝した。(広畑千春)

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