「ヘンズツウ部」-。そんな風変わりな部活動が神戸市内の企業にあるらしい。ワークショップやカードゲームを通じて片頭痛への理解を促すのが活動という。部員たちは「片頭痛を知ることは、多様性の理解につながる」と語るが、その真意とは? 東京都内で開かれたワークショップを取材し、答えを探った。
(末永陽子)
ユニークな取り組みを進めるのは、製薬会社の日本イーライリリー(神戸市中央区)。有志が2019年に同部を発足させた。3年で活動は他企業や自治体にも広がった。
「ただの頭痛」と軽視されがちな片頭痛。だが、同社によると国内で女性の12・9%、男性3・6%が罹患し、吐き気のほか、光や音に敏感になるなど生活に支障をきたすことも多い。
一方で、周囲からは理解されにくく、同社などの調査では「片頭痛経験のない人は深刻度を理解していない」と答えた患者は91%に上った。
同部は、片頭痛に加え、生理痛や腰痛、不眠症など症状が可視化しにくい疾患を「みえない多様性」と名付けて議論を深めてきた。20年には多様性にやさしい職場を目指すプロジェクトを始め、神戸に本社を置くアシックスやパソナ、神戸市なども参画する。
これから社会へ出る10代向けに10月末、初めて大学とワークショップを共催。慶応大の学生約30人が参加した。
登壇した部員の小森美華さんは片頭痛の創薬に携わってきた。創部の理由を「元々、罹患率が高い病気なのに、気づいていなかったり我慢しながら働いたりする人が多い」と説明。「一見、不可解で自己中心的な行為にも何か理由があるかもしれない。背景にある『見えない多様性』を想像してほしい」と呼びかけた。
その後、学生たちはカードゲームに挑戦。ある場面を設定した「シーンカード」10種と、原因を考えるためのキーワードが書かれた「リーズンカード」36種類を使った。
この日のシーンカードは「サークルでいつも話を盛り上げてくれる人が今日は不機嫌で、話し合いに参加してくれない」。
「朝から体調が悪いのでは」「話せない家庭の事情があるのかも」。カードを使いながら、理由について意見を交わした。
終了後、学生からは「相手の立場で考える大切さを知った」「無理解はよくないが、プライバシーもあり、本人にどこまで聞くかは難しい。当事者が事情を話しやすい雰囲気づくりを心がけたい」などの意見が上がっていた。
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