前町長の失職に伴う兵庫県太子町の出直し町長選は８日告示され、前職と新人の２人が立候補を届け出た。届け出順にいずれも無所属の前職服部千秋氏（６３）と元町教育長の新人沖汐守彦氏（６５）。立候補の受け付けは午後５時まで。投開票は１３日。

　服部氏は２０１６年８月の町長就任以降、町議会と激しく対立してきた。今年９月、前教育長（６２）のセクハラ疑惑について積極的に調査をしない服部氏に反発し、議会は不信任決議を可決。服部氏は出直し町長選を選択した。現時点で町議１４人のうち１１人が沖汐氏の支援を表明している。

　太子町は姫路市のベッドタウンとして成長したが、人口は減少に転じ、農村部とニュータウンの人口格差などが課題となっている。

　町議補選（欠員１）も町長選と同日実施される。

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