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国立感染症研究所が分離した、新型コロナウイルスのオミクロン株の電子顕微鏡写真(同研究所提供)
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国立感染症研究所が分離した、新型コロナウイルスのオミクロン株の電子顕微鏡写真(同研究所提供)

 神戸市は2日、新型コロナウイルスのオミクロン株の新たな系統「XBB」への感染が、兵庫県で初めて確認されたと発表した。感染力の高さや重症化のリスクは不明という。

 10月27、28日にコロナ陽性が確認された70代の男女の検体を市健康科学研究所でゲノム解析したところ、XBBが検出された。2人は同居人で、いずれも軽症。男性は療養を終了し、女性は現在も自宅療養している。

 男性は発症前の14日以内に海外へ渡航しており、市はその際に感染した可能性が高いとみている。男性はワクチン接種を4回、女性は3回受けていたという。

 市によると、XBBはオミクロン株の複数タイプのウイルスが組み合わさった「組み換え体」。9月にシンガポールで初めて報告され、国内では東京都や神奈川県などでも感染が確認されている。

 同国やインドなどで増加傾向にあり、世界保健機関(WHO)は「監視下のオミクロン株の亜系統」に定める。ワクチンなどで得た免疫をすり抜ける性質があるとみられ、市は一度コロナに感染した人も再感染する恐れがあるとしている。(名倉あかり)

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