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インタビューに応じる泉房穂市長=1日午後、明石市役所
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インタビューに応じる泉房穂市長=1日午後、明石市役所

 兵庫県明石市議らへの暴言の責任を取り、来春の政治家引退を表明している泉房穂明石市長が1日、神戸新聞社のインタビューに応じた。来年4月の市議選で、自身と対立する自民系や公明党以外の議員で市議会の過半数を確保することを目指し、候補者を公募、応援すると明らかにした。維新、共産、民主系などとも共闘するという。

 市議会は定数30で、自民党真誠会11人、公明党6人の2会派だけで過半数を占める。2021年夏以降、市長が提出した議案を否決したり、議員が議案を提出して可決したりすることが続いてきた。

 自公以外の候補を応援する理由について泉市長は「子どもや障害者らを支える現市政の継続を多くの市民は望んでいる」と強調。「市長候補を出すだけでなく、過半数を確保してつながないと、市長1人が孤立し、またねじれ状況になってしまう」と述べた。

 自公以外で確保を目指す議席数は「16」とした。泉氏は独自に5人ほどの擁立を目指す。希望者から「幅広く連絡をもらいたい」と、年内にもウェブサイトで公募するという。

 ただ自民系会派にも、子育て支援の継続を訴える議員はいる。子育て支援策の継続がどこまで選挙の対立軸になり得るかは、現段階では不透明だ。(長尾亮太)

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