災害支援、高齢者福祉、外国人サポート、難病支援…。学校を一歩出れば、社会にはさまざまな問題が満ちあふれている。こうした多様な課題に最前線で向き合うNPO団体が灘中学校(神戸市東灘区)に参集。生徒らは各団体の取り組みに耳を傾けて「社会」の風を感じ、自分なら「どう向き合うか」を考える。来年2月には政策提言まで導くという授業だ。熱心に説明する団体側とメモをとる生徒たち。静かに白熱した1時間が繰り広げられた。(鈴木久仁子)
■心に火をつけて
「地域の活動から社会を知り、中学生として発信する」と銘打つ同授業は中学3年生を対象に「公民」と「道徳」の授業として来年2月まで17回にわたり実施される。担当の池田拓也教諭は「NPOの窓から社会を見て、自分の心に火をつけてもらい、探究学習につなげてほしい」と話す。
3回目の授業となった10月18日、神戸を活動拠点に置く12団体が集まった。生徒には事前に希望を募り、それぞれの班に分かれて話を聞くことになった。
難病のパーキンソン病患者を支援する「てんびん」(神戸市中央区)のグループには、将来医師を目指す生徒も参加。進行性の難病で日本にはおよそ20万人の患者がいるといい、当事者や周囲の人たちが生きる力を取り戻せる場所「プラトーハウス」の設立を目指している。
授業では、代表理事の河野由季さんらが病気を取り巻く現状や病気の特徴、立ち上げた理由などの説明。生徒からは「病気になる原因は何か」「治ることはあるのか」など活発に質問が出た。
■自分の価値観だけで生きていると
また、外国人や子ども、学生らに「居場所」「学び」を提供する「まなびと」(神戸市中央区)は「日本語教室 だんらん」「民間学童保育施設 北野くん家」など複数の事業を展開する。事業は横につながり、多様な人がふれ合う場をつくっている。
中山迅一(ときかず)理事長は事業の紹介をしながら、立ち上げに至った自らの学生時代を振り返った。かつては京都大で学ぶも、やりたいことが見つからず、ひきこもった日々があったという。ありのままの自分を受け入れてくれた家族に支えられ殻を破り、納得する今の生き方にたどりついた。そんな経験から「自分の価値観だけで生きているとしんどくなる。別の価値観から見ると自分は案外、幸せだったりする」と語りかけ「多様性を認め合うこと」の重要さを説いた。
終了後、団体の参加者らからは「高齢者問題におけるマクロでの施策に関心は高いが、ミクロの個人の悩みなどに心を寄せることはまだ難しそうだ」「ホームレス問題では野宿から抜け出せる具体策に質問が出るなど熱心に聞いてくれた」といった感想が出た。
この日の出会いを皮切りに、それぞれのグループが引き続き授業で学習を深める。最終的には地域社会や行政への「政策提言」を導き出し、発表する予定。
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