神戸市東灘区の共同スーパー「KONAN食彩館」が30日で閉店し、25年間の歴史に幕を閉じる。阪神・淡路大震災で全壊した小売市場「新甲南市場」の店主らが形を変えて復活させ、営業を続けてきた。運営する新甲南協同組合のメンバーの高齢化が主な理由という。
食彩館の店舗は、大阪などでスーパー51店を展開するカノー(大阪市)が引き継ぎ、「食品館アプロ甲南店」として11月下旬に開業する。
新甲南市場は1953(昭和28)年にできた。震災で木造2階建ての42店舗が並んだ小売市場は全壊し、2階が住居だった商店主らは住まいも失った。
それから半年後、一部店舗が仮設で営業を再開。商店主や地権者らで設立した株式会社が事業主となり、約2600平方メートルの市場跡地に8階建てのビルを建てた。建物の上階を分譲マンションにするなどして建設費を捻出。97年には1階に食彩館を開業させた。
スーパーのように、各売り場を回って商品を選んだ後、レジで会計をする「セルフ方式」を導入。ピーク時には年間18億5千万円を売り上げ、スーパー激戦区となった現在まで安定した経営を続けてきた。
しかし、12人でスタートした店主も6人に。年齢も60代後半や70代となり、「できれば商売を終えたい」との意見が上がり、兵庫県内で出店先を探していたカノーに譲渡を決めた。
組合が区分所有する土地と1階の店舗部分をカノーに売却し、再建時に県などから借り入れた中小企業高度化資金も完済のめどが付いたという。
店主6人のうち、鮮魚、精肉店の店主は新しいスーパー内で営業を続ける。2人は近隣で商売を続け、2人は廃業するという。
松本茂吉理事長(61)は「みんなが無我夢中で立ち上げたスーパー。寂しいが、活気ある店のまま前向きにバトンタッチできた」と胸をなで下ろす。
30日は通常より早い午後5時に閉店。復興の歩みを刻んだ25年に区切りを付ける。(広岡磨璃)
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