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誕生日ケーキを贈られて笑顔を見せる堀江謙一さん=新西宮ヨットハーバー(撮影・斎藤雅志)
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誕生日ケーキを贈られて笑顔を見せる堀江謙一さん=新西宮ヨットハーバー(撮影・斎藤雅志)

 海洋冒険家の堀江謙一さん(84)が今年6月に最高齢で達成した、小型ヨットによる太平洋単独横断がギネス世界記録に認定された。堀江さんの誕生日の8日、認定証の授与式が新西宮ヨットハーバー(兵庫県西宮市西宮浜4)であり、関係者らがケーキを用意して祝った。主な一問一答は次の通り。(村上貴浩)

 -誕生日ケーキが出てきたことについて。

 「誕生日は台風シーズンなので、ケーキの思い出はない。今回が初めてで、僕の人生にとって特別な日になった。大切に記憶にとどめたい」

 -ケーキの火を消す時にどんな思いを込めたか。

 「記録に『Oldest(最年長)』という言葉が付いたので、次も同じ言葉が付くように頑張りたい」

 -ギネス記録への思いは。

 「このような認定を受け、これからの励みになる」

 -航海中、ギネス記録について考えていたか。

 「可能性はあると思っていたが、こんなに早く認定されるとは思わなかった。ちょっとできすぎ。1週間前に連絡が来て驚いた」

 -次の航海はあるのか。

 「今、考えている。来年なのか、10年先なのかは分からない。健康の問題やさまざまな準備が必要で、その時はよろしくお願いします」

 -ルートは。

 「基本的に太平洋しかない。それ以外は考えられない」

 -何歳まで航海するのか。

 「願望は100歳まで続けたい」

 -帰港してからどんな生活を。

 「楽しい日々の連続。だいたい自宅にいて、外泊はしていない。昼間に外出することはあるけど、海には出ていない。航海中は自炊だったので、何を食べてもおいしいです」

 -元気の秘訣は。

 「暴飲暴食をしないとこんなもん。なるべく楽しいことを考えることが秘訣かもしれません」

 -若者にメッセージを。

 「一つの夢を夢として終わらせず、目標としてチャレンジした。何かを目指している人の参考になればうれしい」

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