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 関係者が抗議を恐れ美術館での展示を拒否された作品などを集めた「表現の不自由展KOBE」が9月10、11日に神戸市で開催される。実行委員会が31日、明らかにした。警備体制の確保のため、会場は非公表でチケット購入者にのみ伝える。申し込みは8月1日から。

 実行委によると、神戸展のテーマは「歴史と女性の人権」。慰安婦を象徴する「平和の少女像」や昭和天皇の肖像を使った創作物が燃える映像作品など、16人の作家の作品を展示する。各回50分の完全入れ替え制で、オンラインチケット販売などを手がける「ピーティックス」のウェブサイトを通じた事前予約が必要。

 不自由展を巡っては、昨年6月に予定していた東京展が街宣車の抗議を受けて今年4月まで延期に。昨年7月の大阪展でも、開催反対派が会場に押しかけたり、会場宛てにペーパーナイフのようなものや爆竹などが郵送されたりした。このため「可能な限り平穏な環境を確保したい」と、会場を非公開にしたという。

 昨年7月、会場に破裂音がする郵便物が届き、中止に追い込まれた名古屋市での不自由展も、今月に再開することが決まっている。

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