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票の数え直しをする伊丹市選管の職員ら=伊丹市立伊丹スポーツセンター
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票の数え直しをする伊丹市選管の職員ら=伊丹市立伊丹スポーツセンター
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票の数え直しをする伊丹市選管の職員ら=伊丹市立伊丹スポーツセンター

 兵庫県伊丹市選挙管理委員会は11日、参院選の投票所1カ所の「投票者数」のデータに誤って「当日有権者数」を入力するミスがあったと発表した。このため、選挙区と比例代表の開票作業でいずれも投票用紙1810人分が見当たらないとして数え直す事態になった。選挙区で確定は予定より約3時間遅れ、投票率は当初発表から1・11ポイント低い51・34%に訂正した。

 同市選管によると、市内の投票所55カ所から開票所に届く報告書には投票者数と当日有権者数を並記しており、担当者が1カ所について誤って抽出し、入力後の確認も怠ったという。

 同市選管の木村克彦事務局長は「限られた時間内で作業に追われた」とし、2人以上での読み合わせをしていなかったと明かした。

 開票作業の序盤には、候補者の得票を500票少なく読み間違えていたミスも発覚。集積台には候補者1人の6500票が積まれていたが、6千票しか機械で読み取れていないことに職員が気付き、立会人に数え直しを了解してもらうのに時間がかかったという。

 当初、選挙区の開票進捗の予定は10日午後11時半時点で80%としていたが、実際にはこの時点で0%の状態。確定を予定した11日午前1時半でも84・36%にとどまった。その後、データ入力ミスも発覚し、確定発表は午前4時20分となった。

 比例は午前3時半を予定していたが、午前6時半時点で確定した。

 投票率は当初、選挙区で52・45%、比例代表で52・44%と発表したが、入力ミスなどに伴って51・34%、51・33%に訂正した。

 同市選管は昨年10月の衆院選でも国民審査の処理方法で手間取り、その後に選挙事務を学ぶ研修を開いていた。(浮田志保)

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