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国会議事堂(資料写真)=東京都千代田区永田町1
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国会議事堂(資料写真)=東京都千代田区永田町1

 安倍晋三元首相が凶弾に倒れたのを受け、兵庫県関係の国会議員からも故人を悼む声や、言論を暴力で封じることへの怒りの声が相次いだ。

 自民党安倍派の西村康稔衆院議員(兵庫9区)は事務総長として搬送先の病院に駆けつけ、安倍氏の最期をみとった。「悲しみで言葉が出ない。本当に許せない」と声を震わせた。

 安倍政権下の2017年に官房副長官に就き、19年に初入閣。経済再生担当相を務めるなど安倍氏を支えてきただけに「常に国民のことを考えていた偉大な政治家だった」と惜しんだ。

 安倍氏は7日に兵庫入りし、神戸・三宮の街頭でマイクを握ったばかり。演説に立ち合った安倍派の関芳弘衆院議員(自民、同3区)は「まだ信じられない」と憔悴しきった様子。安倍氏を「夢を持って政策を進め、発信力も強かった」とする一方で「神戸での演説では地元の話題を盛り込んでくれた。周囲に気を配る、細やかな人だった」と声を詰まらせた。

 「残念としか言いようがない」と話すのは渡海紀三朗衆院議員(同、同10区)。安倍氏が国会議員になる前からの付き合いといい「さまざまな政策を一緒に実現した。一度は挫折しながら総理を長期間務められたのは、彼自身の研さんと努力の結果」としのんだ。

 野党からも事件を非難する声が上がった。立憲民主党の水岡俊一参院議員(比例)は「政治的な信条や政策は異なるが、まさかこんな形で亡くなるなんて…」と絶句。「暴力で目的を果たすというのは絶対に許せない。強い憤りを感じる」と語気を強めた。(永見将人、末永陽子)

安倍元首相銃撃
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