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明石公園を視察し、伐採した樹木の状態を確認する兵庫県の斎藤元彦知事=明石市明石公園
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明石公園を視察し、伐採した樹木の状態を確認する兵庫県の斎藤元彦知事=明石市明石公園
明石公園を視察し、樹木伐採の現状などを確認する兵庫県の斎藤元彦知事(中央)=明石市明石公園
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明石公園を視察し、樹木伐採の現状などを確認する兵庫県の斎藤元彦知事(中央)=明石市明石公園

 兵庫県の斎藤元彦知事は4日、樹木の伐採を巡り「切り過ぎだ」との指摘が出ている県立明石公園(明石市)を視察した。約1時間半かけて園内を歩き、「石垣保全のために議論を積み重ねてきたが、情報発信や地元との合意形成に反省点があった」と言及。県は2022年度も一部で伐採を検討していたが、斎藤知事は計画の中断を表明した。

 今後については、県立都市公園の「あり方検討会」を設置し、有識者や地元自治体、住民も含めて議論する考えを示した。11日には明石市の泉房穂市長との意見交換も予定している。

 視察に同行した県の担当職員は、石垣が大きな樹木で隠れていたため、景観形成の観点からも伐採が必要だったと説明。切り株が目立つエリアでは、地元の子どもたちが環境学習で観察していた木を切ってしまったとし、「連携不足があった」とも弁明した。

 視察後に報道各社の取材に応じた斎藤知事は、切り株が並ぶ箇所について「確かに見た目のインパクトが強い」と表現。「石垣保全は大事だが、地元が大切にしてきた思いもある。今の計画については一度立ち止まって考えたい」とした。 県立公園の検討会は、早ければ4月中にも設置。民間資本の活用を計画している明石公園、播磨中央公園(加東市)、赤穂海浜公園(赤穂市)の3カ所を対象に部会を設け、具体的な協議を進める。メンバーの人選は未定だが、8月中に中間報告をまとめ、来年3月の最終報告を目指す。(田中陽一)

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