任期満了に伴う１０月の兵庫県川西市長選に、現職の越田謙治郎氏（４４）が２５日、再選を目指して無所属で立候補することを正式表明した。同市役所で記者会見し「さらなる改革で、住宅都市だけではないまちの価値を生み出す」と語った。

　越田氏は同市出身。同志社大法学部を卒業後、教育出版社勤務を経て２００２年から市議を２期務めた。１１年から兵庫県議となり、２期目の途中で川西市長選に立候補して県内最年少の首長となった。

　１期目には財政健全化を柱に、県内で遅れていた中学校給食の施設整備、市立病院の再編に着手した。越田氏は「４年前に掲げたマニフェストはおおむね達成し、財政改革も手応えを感じている。今後も市民と対話を重ね、市の未来を考えていきたい」と述べた。

　現時点で他に立候補を表明している人はいない。

（久保田麻依子）