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参院選の活動方針などが確認された立憲民主党兵庫県連の定期大会=13日午前、神戸市教育会館
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参院選の活動方針などが確認された立憲民主党兵庫県連の定期大会=13日午前、神戸市教育会館
参院選に向け、意気込みを語る立憲民主党兵庫県連の井坂信彦代表=13日午前、神戸市教育会館
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参院選に向け、意気込みを語る立憲民主党兵庫県連の井坂信彦代表=13日午前、神戸市教育会館
参院選の活動方針などを説明する国民民主党兵庫県連の向山好一代表=13日午後、神戸市教育会館
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参院選の活動方針などを説明する国民民主党兵庫県連の向山好一代表=13日午後、神戸市教育会館

 立憲民主党と国民民主党の各兵庫県連が13日、神戸市内でそれぞれ定期大会を開いた。今夏の参院選兵庫選挙区(改選数3)で新人候補を立てる立民は「連携したい」と秋波を送るが、国民はこの日の会合で独自候補の擁立方針を確認。ともに旧民主党の流れをくむが、共産党を含む野党共闘への姿勢の違いもあり、今年最大の政治決戦を前に温度差が目立ち始めている。

 立民は昨年10月の衆院選で公示前の110議席から96議席に後退した。共産との野党共闘は今年1月に「一定の成果はあったが、想定していた結果は伴わなかった」と総括。ただ、党内には「参院選では共産と手を組まなければ勝負にならない」との声も根強い。

 一方、国民は衆院選で3議席増の11議席を獲得したが、政党支持率は2%程度にとどまる。支援を受ける民間労組には共産への拒否感が強く、最近は衆院採決で政府の2022年度予算案に賛成するなど、与党に接近する動きも見せる。

 両県連の定期大会は、くしくも神戸市内の同じ会場であり、それぞれ参院選への対応などを確認した。

 立民県連は午前に開いた会合で、新代表に井坂信彦衆院議員(兵庫1区)を選出。井坂代表は参院選について「改選3議席のうち、一つは野党で取りたい。目標は50万票」と表明した。連携を視野に「国民とはしっかり意識を共有し、可能なら(候補者の)調整もしたい」とする一方、共産については「既に(共産も)公認候補を決めている」と述べるにとどめた。

 国民県連は午後からの会合で、党本部の方針も踏まえ、公認候補を公募すると決定。代表の向山好一県議は「政策を全国に広げる上で擁立見送りはマイナス」とし、4月末を候補者選定のめどに挙げた。立民との連携については「前回の参院選時よりも(立民と国民の)距離は大きい。それぞれ独自に重要な判断を下していく」とし、否定的な見方を示した。

 参院選兵庫選挙区では、自民党、公明党、日本維新の会の現職計3人が改選を迎えるほか、立民、共産、NHK党、政治団体「幸福実現党」が新人候補の擁立を明らかにしている。(田中陽一)

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