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「1・17希望の灯り」の火をランタンに移す杉山正秀代表(右)と高橋守雄所長=神戸市中央区加納町6(撮影・秋山亮太)
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「1・17希望の灯り」の火をランタンに移す杉山正秀代表(右)と高橋守雄所長=神戸市中央区加納町6(撮影・秋山亮太)

 11日に発生から丸11年となる東日本大震災の被災地に向け、阪神・淡路大震災の犠牲者を悼むガス灯「1・17希望の灯り」の火を分ける式典が5日、神戸・三宮の東遊園地であった。宮城県名取市の閖上地区で11日に行われる追悼行事で、竹灯籠約650本に火がともされる。

 同地区と交流を続ける市民団体「神戸・心絆」と、被災地を支援する「ひょうごボランタリープラザ」が実施。2020年以降は新型コロナウイルスの影響もあり、両団体の「分灯式」は3年ぶりとなる。

 神戸・心絆の杉山正秀代表(61)と同プラザの高橋守雄所長(73)が「希望の灯り」の火をろうそくにつけ、ランタンに移した。11日に両団体が宮城県名取市閖上地区を訪問。慰霊碑近くで竹灯籠を並べ、現地の方言で「忘れない」を意味する「わしぇね 3・11」の文字を形作り、火をともして追悼する。

 杉山代表は「昨年に迎えた丸10年は区切りではなく通過点。震災の経験者同士で絆は年々深まっており、20年、30年と交流を続けていきたい」と語った。

(井川朋宏)

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