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大みそかで前身店を含め60年の歴史に幕を閉じるダイエーグルメシティ新長田店=神戸市長田区久保町5(撮影・中西幸大)
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大みそかで前身店を含め60年の歴史に幕を閉じるダイエーグルメシティ新長田店=神戸市長田区久保町5(撮影・中西幸大)

 阪神・淡路大震災で倒壊したダイエー西神戸店の後継店「ダイエーグルメシティ新長田店」(神戸市長田区)が31日に閉店し、60年の歴史に幕を閉じる。震災から5カ月後、周囲の店と仮設共同店舗で営業を再開し、復興に向けた一筋の光になったが、近年は集客が低迷していた。

 新長田店は、1961年に開業したダイエー西神戸店の後継店。西神戸店は、ダイエー創成期に全国6店目、兵庫県内3店目としてJR新長田駅南の大正筋商店街内に誕生した。

 下町のスーパーとして親しまれたが、95年1月の震災で全壊し、火災で焼けた。復興事業で整備された再開発ビルに移転して以降、利用客が伸び悩んだ。

 現在は閉店セールを開催中。再開発ビルのテナント管理会社によると、後継店舗は決まっていないという。買い物に訪れた梅宮聖さん(72)は近くで生まれ育ったといい、「新長田のにぎわいがまた一つ消えてしまう」と寂しそうだった。(藤井伸哉)

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