任期満了に伴う兵庫県西宮市長選（来年３月２０日告示、同２７日投開票）に、現職の石井登志郎氏（５０）が２９日、再選を目指して無所属で立候補すると正式表明した。市議会定例会の冒頭あいさつで「より市民に開かれ、新たな価値をつくる市役所とするため、引き続き取り組みたい」と述べた。

　石井氏は２００９年の衆院選で兵庫７区（西宮、芦屋市）から民主党公認で初当選し、１期３年務めた。落選後の１６年に民進党を離党。前市長の辞職に伴う１８年の市長選で初当選した。

　本会議で石井氏は、１期目について「行政経営改革に着手し、待機児童の解消や教育環境の充実など一定の成果を上げた」と説明。再選に向けて「アフターコロナを見据え、より高いレベルの文教住宅都市を目指していく」とした。

　同市長選への立候補を表明したのは石井氏が初めて。（山岸洋介）