県内屈指の激戦区となった兵庫6区は、日本維新の会元職の市村浩一郎氏(57)が僅差で制し、9年ぶりの国政復帰を果たした。本拠地・大阪を中心に党への支持が広がり、隣接する阪神間でも議席を奪取した。当選確実の一報に、涙を浮かべ一礼した市村氏。「この国のより良い未来のために国民生活の安定と向上を図ろうとやってきた。有権者の期待に応えられるよう、全力で取り組みたい」と喜びをかみしめた。
自民党前職の大串正樹氏(55)、立憲民主党前職の桜井周氏(51)とは4年前に続く2度目の対決。前回は維新の存在感を示せず、トップの大串氏に5万5千票以上をあけられ3番手に終わった。今回、序盤から三つどもえの激戦となったが、最終盤に抜け出した。
政治家を志し松下政経塾に入った。旧民主党では2003年から3期連続で当選。国土交通政務官時代は、地元宝塚の道路行政や大阪(伊丹)空港の活性化などに取り組んだ。16年末に維新にくら替えし、6区では7回目の挑戦。選挙期間中は議員時代の経験を強調し「即戦力として百人力で働く。もう一度国会に送り返してほしい」と訴えた。
大阪のベッドタウンに位置する阪神間は無党派層が多く、時の情勢に左右されやすい傾向がある。4月には、地元宝塚の市長選で維新公認候補が僅差に迫り、7月の県知事選では自民と相乗りで推した候補が当選するなど、兵庫でも維新への期待感が高まっていた。加えて、党副代表の吉村洋文大阪府知事はコロナ対策などで積極的にメディアに露出し、幅広い人気を集める。陣営関係者は「現政権のコロナ対応に不満を抱く人は多く、改革を望む人の受け皿としての期待感が大きかった」とみていた。
公示後の選挙運動では、20~30代の若い世代からの協力も得ながら、予定を臨機応変に組み替えて街頭演説を重ねた。勝機を狙い、吉村氏や松井一郎代表ら幹部が相次いで来援。吉村氏の応援演説は千人以上が駆け付け、党への期待の高まりを肌で感じた。最終盤は「国の財源は借金ではなく改革で生まれる」と強調し、「関西から日本を元気にしよう」と声をからした。
自民前職の選挙区での4選を阻み、9年ぶりに返り咲いた市村氏。宝塚市内の事務所前で勝ちどきを上げ「6区の代表として国会に送り返してもらった。感謝を申し上げたい」と語った。(久保田麻依子、浮田志保)
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