兵庫10区は、強固な後援会組織を誇る自民党前職の渡海紀三朗氏(73)が、県内の前職では最多となる10選を確実にした。加古川市内の事務所で万雷の拍手に包まれ、「これまでで一番勝ちたい選挙だった。選挙戦で約束したことを実行していく」と力を込めた。
38歳で初当選してから35年。自民の「73歳定年」で比例との重複立候補ができず、背水の陣で臨んだ選挙戦は、決して楽な戦いではなかった。新型コロナウイルス感染拡大による移動自粛で1年半の間、東京から地元に帰る機会は大幅に減り、以前のような活動はできていなかった。
それにもかかわらず、渡海氏が実績のあるベテランだけに「負けることはないだろう」という楽観ムードが支援者の一部に漂った。加えて、兵庫10区でも日本維新の会が伸長の兆しを見せていた。序盤戦で、維新副代表の吉村洋文大阪府知事が相手候補の応援に来た際には、平日昼間にもかかわらず駅前に人だかりができ、渡海氏の陣営を驚かせた。
「大阪の脅威が迫っている。簡単な選挙ではない」。街頭演説で自民県議らが声高に訴えるなど、陣営は緩みを戒め続けた。
文部科学相などを歴任した渡海氏も、「ライフワーク」として取り組んできた科学技術・イノベーション(技術革新)が、岸田政権の経済成長戦略の1番手に据えられたことを強調。科学技術で新たな価値を生み出し、成長の原動力にするため、大学の研究開発力の発展に尽力してきたことを訴えた。
世界的な研究者を育てる10兆円規模の大学ファンド実現まで、あと少しとなっている状況などを挙げ、「やらなければならないことがある。仕事をさせてください」と呼び掛け続けた。
参院選広島選挙区の買収事件や森友・加計学園を巡る公文書改ざん問題に、支持者の一部が反発するなど、自民への逆風もあった。
渡海氏は公文書改ざん問題に、「国民は納得していない。再調査すべきだ」「自民党が変わらなければならない」と主張。無派閥だからこそ、信頼回復のため、党を内側から変えられる立場であることを示した。
喜びに沸く事務所で、渡海氏は「本当の勝負はこれからの政治生活。これまでの集大成として、この国を前に進めたい」と決意を新たにしていた。(斉藤正志)
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