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コロナ専用の臨時病棟で患者のケアをする派遣看護師=5月21日、神戸市中央区港島南町2、市立医療センター中央市民病院(画像の一部を加工しています)
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コロナ専用の臨時病棟で患者のケアをする派遣看護師=5月21日、神戸市中央区港島南町2、市立医療センター中央市民病院(画像の一部を加工しています)
医療提供体制の強化について説明する斎藤元彦知事=18日午後、兵庫県庁
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医療提供体制の強化について説明する斎藤元彦知事=18日午後、兵庫県庁

 兵庫県は18日、新たに1088人の新型コロナウイルス感染を確認し、1日当たりの感染者数が初めて千人を超えた。入院病床や保健所業務の逼迫を見据え、県は医療提供体制の強化を中心とした緊急対策を合わせて公表。保健所の人員増や宿泊療養施設の拡充などを進め、「第5波」の抑え込みに力を入れる。

 病床使用率は61・7%となり、重症病床は40・1%。宿泊療養施設は56・4%が埋まり、自宅療養者数は前日から116人増の2238人に達した。

 県によると、感染の急拡大に伴い、濃厚接触者を把握する疫学調査などの保健所業務が滞っているという。人員不足が背景にあり、県は23日から事務作業を支援する県職員50人を各地の健康福祉事務所に派遣。保健師も新たに11人補充するなど、応援職員を計約100人確保する。

 病床の逼迫を抑えるため、運用を続けている宿泊療養施設は、今月中に10施設(1475室)から12施設(約1700室)に拡大。医師が巡回する施設を現状の3施設から7施設に増やす。重症化を防ぐ効果がある「抗体カクテル療法」について、登録済み医療機関の県立病院を中心に患者への投与を本格的に開始し、普及を進めていく方針。

 ワクチン接種の促進では、若年層に接種を促すため、接種すればポイントを付与する仕組みの導入などを検討する。体制強化を発表した斎藤元彦知事は「今がまさに踏ん張りどころ。必要な施策を積極的に展開し、県民に協力を求めていきたい」と話した。(金 旻革)

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