神戸

  • 印刷
神戸市役所=神戸市中央区
拡大
神戸市役所=神戸市中央区

 9日に投開票された神戸市議選(定数65)は、積極的に擁立した日本維新の会が堅調に議席を伸ばした。一方、自民党や党勢の巻き返しを図った旧民主系は苦戦を強いられた。公明党は勢力を維持した。明確な争点のない選挙戦で市民の関心は高まらず、投票率は40・58%と過去最低だった前回とほぼ同水準となった。当選市議の任期は4月30日から始まる。(三島大一郎)

 今回の市議選は、東灘区、北区、垂水区、西区の定数が1ずつ減る中、101人が争った。市会の第1会派を狙い、前回の倍近い21人を立てた維新が、どれだけ議席を獲得するのかが最大の焦点だった。

 全9選挙区に公認候補を擁立した維新は、長田区を除く8区に複数の候補者を立てた。唯一議席のなかった兵庫区で新人候補が当選したほか、東灘区で3議席、中央区と垂水区などで2議席を勝ち取った。

 維新による保守票の切り崩しを警戒していた自民は、現職議員の落選が相次いだ。新人5人の知名度不足が懸念された公明は組織票を手堅くまとめ、現有議席を維持した。

 立憲民主党と国民民主党も維新の積極擁立のあおりを食う形となった。立民は垂水区で現職候補が議席を失うなどした。国民も垂水区で現職1人が当選したが、新人1人は涙をのんだ。国民は1議席のみとなった。

 共産党は、候補者を1人に絞った北区、垂水区、西区で議席を獲得し、改選前議席を死守した。参政党は議席を得られなかった。

 諸派では、新社会党の現職1人と神戸志民党の現職1人が議席を死守。無所属は現職4人が議席を守った。

 投票率は前回の39・98%から0・60ポイント上昇した。

【特集ページ】統一地方選2023

選挙統一地方選神戸市議選
神戸の最新
もっと見る
 

天気(9月7日)

  • 34℃
  • 27℃
  • 20%

  • 36℃
  • 24℃
  • 40%

  • 35℃
  • 26℃
  • 20%

  • 35℃
  • 25℃
  • 30%

お知らせ