阪神・淡路大震災から17日で28年になるのを前に、復興と鎮魂を願う曲「しあわせ運べるように」を作詞・作曲した神戸親和女子大学准教授の臼井真さん(62)が、震災後に生まれた若者でつくるグループ「1・17希望の架け橋」のメンバーに曲に込めた思いや震災経験などを語った。同グループが神戸市中央区で開いた勉強会に招かれて講演。「1月17日は亡くなった方々へ思いを寄せてほしい」と呼びかけた。
同グループは2020年10月に結成。現在は県内の中高生や大学生、会社員ら51人が所属する。震災遺族への聞き取りや語り部活動のほか、1月17日の追悼行事「1・17のつどい」のボランティアも続けている。
震災時、旧同市立吾妻小学校(同市中央区)の音楽教諭だった臼井さんは、同市東灘区の自宅で被災した経験を述懐。1階で朝食を済ませ、2階に上がった2分後に激震に襲われた。自宅は全壊し、暗闇の中で続く余震に「次は死ぬかもしれない」と体を震わせた。
震災から約2週間後、テレビで神戸・三宮の惨状を初めて目にした。「生粋の神戸っ子」だという臼井さんは、変わり果てた街の姿にショックを受けた。
こみ上げてきた思いを裏紙に書き留めた。10分足らずで曲ができた。「子どもたちの清らかな声とピュアな心で、被災した人々の心をつなぐ歌にしたいと思った」と振り返った。
臼井さんは、震災で犠牲になった神戸市立御蔵小学校の女児を思って作った曲や、息子を失った遺族の言葉なども紹介。「生きたくても生きられなかった命がある。遺族の方は心の傷を負っている」と話し、「歌に託した思いを伝えていってほしい」と力を込めた。
講演後、同グループメンバーは三宮の東遊園地で催されるつどいで使う紙灯籠を作った。全国の小中高校生などに呼びかけて集めた約4千枚の紙にはメッセージが書かれ、「絆」や「繋ぐ」「阪神・淡路大震災を忘れない」などの言葉が並んだ。メンバーたちは紙にラミネート加工を施し、筒状に丸めて灯籠の形に仕上げた。紙灯籠は17日に竹灯籠と並べ、鎮魂の明かりをともす。
メンバーの須磨友が丘高校(同市須磨区)3年松廣ひなたさん(17)は「臼井さんの話を聴き、一瞬の出来事が生死を分かつ恐ろしさや命の大切さを改めて感じた。もっと震災について学んで伝えていきたい」。グループ代表の藤原祐弥さん(20)は「紙灯籠によって、当日東遊園地に足を運べない子どもたちの思いも届けたい」と話した。

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