開催中のサッカーワールドカップ（Ｗ杯）を盛り上げようと、瓦煎餅を製造・販売する「手焼き煎餅おおたに」（神戸市中央区割塚通７）は３、１０、１７日、サッカーボールやユニホーム、スパイクなどをかたどった一口サイズのお菓子「ふっとぼーるカステラ」を限定販売する。

　ふっとぼーるカステラはノエビアスタジアム神戸（神戸市兵庫区）の近くにあった瓦煎餅店「亀栄堂」が、オリジナルの焼き型を使って２００２年の日韓大会から販売。地域の人々やサッカーファンの人気を集めた。

　１９年に閉店後、焼き型は眠ったままだったが、神戸市職員で、野球カステラ愛好会代表の志方功一さん（４４）がそれを知って復刻を提案。亀栄堂も「活用してほしい」と了承し、野球カステラを扱うおおたにが協力して再販が実現することになった。

　志方さんは「全国でもサッカーのカステラが食べられるのは貴重。地元の人は懐かしみながら観戦のお供にしてもらえたら」とアピールしている。

　価格は４００円。各日、売り切れ次第終了となる。営業は午前１０時～午後６時。最新情報は野球カステラ愛好会のインスタグラムで。（名倉あかり）