「これは夜用、そっちは昼用ナプキン」「羽付きなら、ずれないから便利」…。机にずらりと並んだ生理用品を囲む灘高生が女子大生から説明を受ける。「開けてみて」と促され、テープをはがす。女性たちが格闘する「生理」ってなんだ。思春期保健相談士で看護師の松原由佳さんがリモートで講師を務め、さらに甲南女子大生もアドバイザー役として参加する授業が、このほど神戸市東灘区の灘高校で開かれた。(鈴木久仁子)
受けたのは高3男子。「女性の生理を正しく学んでほしい」という池田拓也教諭に賛同して、社会貢献を学ぶ甲南女子大学の国際学部多文化コミュニケーション学科の4回生13人が講師役として参加した。
前半は松原さんから学ぶ基礎知識。現代女性は出産回数が減ったことなどで、初潮からおよそ40年間にわたり450回以上も生理のある生活を送り、回数はここ100年足らずでおよそ9倍といわれると解説した。年間で失う血量はおよそ1・2キロ。
「かつての女性が経験したことがないような、体に負担の大きいトラブルが激増している時代に突入している。生理にまつわる不調は痛み、情緒不安定、眠気、むくみと個人差がある」と訴えた。うまく付き合うための最新医療や生理用品、生理休暇などの説明もあった。
灘高生はレジュメを見ながら熱心に聞き、「年齢によって生理の症状が軽減したりしなかったりするのか」「低用量ピルの副作用や保険適用はどうなっているのか」など次々と質問をした。
後半はグループワーク。お題は「あなたのパートナーは昨日からイライラ。せっかくの休日なのに『だるい』『眠い』と布団から出てこない。さあ、どうする?」。
班に分かれ、女子大生が彼女役になり意見交換。「しんどそうやから何をしてほしいか、尋ねてみるのはどうかな」「生理の時は話しかけられるのもしんどい時あるよ」「じゃ、熱を測ってあげる」「え? 病気じゃないねんから」。「定期的に声をかけて、心配しているよって伝えたい」「それうれしいな。そしたら、ご飯作ってとか頼めそう」など活発に意見が飛び交った。
卒業研究に生理をテーマに取り上げるという甲南女子大の女子大生(21)は「みんな恥ずかしがってはぐらかすようなことがなく、きちんと聞いてくれて良かった」と感想。一方、灘高3年の男子生徒(18)は「要するに生理はしんどいということだ。個人差も大きいというので、相手のことをよく知ることが大切だと思った」としめくくった。
◇ ◇
授業後のアンケートでは生徒の半数が「授業を受けて変わった」と答え、9割以上が「男子が学ぶ女性の生理の授業は必要」と回答した。内容は主に「生理の知識や女性の視点を知れた」だった。

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