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踏切を出てすぐ急な上り坂が始まる=神戸市東灘区本山北町2(2022年7月)
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踏切を出てすぐ急な上り坂が始まる=神戸市東灘区本山北町2(2022年7月)
トラックが立ち往生した踏切を調べる阪急電鉄の職員ら=6日午前、神戸市東灘区本山北町2
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トラックが立ち往生した踏切を調べる阪急電鉄の職員ら=6日午前、神戸市東灘区本山北町2

 阪急岡本駅東側の「小路踏切」(神戸市東灘区本山北町2)で6日午前、トラックが立ち往生した。同踏切は急な上り坂の手前にあり、南から北へ抜ける際は車体が後ろに傾き、線路の溝などに引っかかるためで、同様のトラブルは今年に入って2件目。東灘署は、関係団体にこの踏切を通らないよう呼びかけることも検討している。(安藤真子)

 小路踏切は阪急岡本駅東約500メートルの一戸建て住宅やマンションが並ぶ住宅街にある。7月にもトラックのリアバンパーが線路の溝に引っかかり、立ち往生した。

 6日は家具の回収に向かっていたトラックが動けなくなった。同署によると、運転手の男性(38)は注意を促す看板に気づいたが、高さ制限についての内容だと勘違いし、踏切に進入。荷役装置の取り付け部分が溝に引っかかったという。

 男性は自ら緊急ボタンを押してトラブルの発生を知らせ、トラックはジャッキアップで踏切外に移動された。阪急電鉄の職員や東灘署員が駆けつけ、現場の状況などを調べた。

 このため、新開地-大阪梅田間の上下線が最大1時間運転を見合わせるなどし約2万3千人に影響した。

 立ち往生の頻発に、地域住民も頭を抱える。

 長年、近くで暮らしてきた男性(80)は「どこかで立ち往生すると、ほかの踏切も閉まり、南北の移動ができなくなる。大変困っている」と嘆く。男性によると、ほかにも勾配がある狭い踏切が複数あり、立ち往生するのは大半が地域外から来た車だという。

 阪急電鉄は7月の事案以降、神戸市と協議して注意看板を増やしてきた。今後も広くドライバーに知らせるため、案内板の増設を続ける予定という。

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