「引っ越しを手伝って」「草むしりができない」「職と住まいを失った」「一緒にごはんを食べたい」-。高齢者から子どもまで地域のさまざまな困り事に力を尽くしてきた神戸市東灘区の「助け合いネット」(認定NPO法人東灘地域助け合いネットワーク)が、新型コロナウイルス禍で利用者が減り、財政難に見舞われている。村山メイ子理事長は「サービスの質を落とさず、何とかこの試練を乗り切りたい」と資金面での援助を呼びかける。
同ネットは阪神・淡路大震災のボランティアから始まり、地域に根ざした福祉活動を続けてきた。生活支援事業や相談対応の他、趣味の講座や地域の居場所づくりなどに取り組み、「ここがあるから生きていける」など高齢者から厚い信頼を寄せられてきた。助け合いの対象者は次第に子どもにも広がり、学習支援や子ども食堂、放課後デイサービス事業などにも拡大していった。
ところが、昨年度は神戸市の委託事業「地域拠点型一般介護予防事業」の減額に加え、コロナ禍で利用者が半減し、3年ぶりの赤字となった。
コロナ禍以前は集まっておしゃべりしたり、食堂でごはんを食べたりしていたのが一気に難しくなった。生活支援事業でも大口の引っ越しなどが減り、掃除、ゴミ出しなど小口の支援が増えたことも収入減につながった。
本年度も利用者は3年前の水準には戻っていない。活動場所の阪神御影駅北側「御影市場」周辺で、以前の常連だった高齢者を見かけて声をかけても、「長い間、足を向けなかったせいか、日常生活からこの場所が忘れられてしまっているようだった」と感じた。
高齢者の外出自粛が長期にわたり、「認知症が進み、地域を離れて施設に入る人も増えた。日ごろの習慣や刺激がなくなることのダメージの大きさは予想以上」と驚く。
現在は写経や習字などのカルチャー教室やリサイクル店も再開した。子ども食堂の代わりに、母子家庭など希望する親子に手作りの弁当を配布する活動では、ポテトサラダや、ハンバーグなど、ボランティアたちの心づくしの弁当を子どもたちがうれしそうに受け取った。「笑顔がやりがい」と話す村山さんは「地域のために、この危機を乗り越えたい」と資金援助を呼びかける。
同ネットワークは、社会活動家の湯浅誠さんによる講演会「見えない子どもの貧困と地域共生社会の実現」の申し込みを受け付けている。10月9日午後1時半~3時半、御影公会堂ホール(神戸市東灘区御影石町4)。無料。TEL078・843・4029

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