日本とインドの国交樹立から今年で７０周年になることなどを記念した催し「インドフェア神戸」が１１日、神戸市中央区・神戸ハーバーランドのスペースシアターで始まった。両国の交流の歩みやインドの文化を展示物で学べるほか、音楽、踊りなどのステージを楽しめる。１４日まで。

　日本とインドは１９５２年に外交関係樹立の書簡を交わし、平和条約を締結。フェアはその節目や神戸ハーバーランドのまち開き３０周年などに合わせ、在日インド商工協会などが開いた。

　初日の開会式には地元政財界の関係者ら約１１０人が出席。インド式を取り入れ、ジョーティと呼ばれる灯火式やココナツ割りで開催を祝った。サンジャイ・クマール・バルマ駐日インド大使は「２国の友情をさらに深める機会になれば」と期待を込めた。

　展示では、ヒンズー教やインダス文明、同国を英国からの独立に導いたマハトマ・ガンジー、同国で奉仕活動を続けたマザー・テレサなどについて、写真やイラストを交えて紹介。夫、小学生の息子２人と訪れた神戸市北区の主婦（３８）は「インドに触れる機会は少ないので、子どもたちの勉強になればいいな」と展示に見入った。

　無料。午前１０時～午後７時（最終日は午後５時まで）。ステージは午後。インドフェア係ＴＥＬ０７８・３４１・６０３９

（宮本万里子）