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時計2021/11/2 05:30神戸新聞NEXT

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■久元氏全区で6~7割獲得

 3選を目指す現職の久元喜造氏に新人4人が挑んだ神戸市長選は、久元氏が約44万票を獲得し、過去最多得票を更新した。全9区で他の候補を寄せ付けず、前回より10万票近く上積みして得票率は67・7%に。同じく衆院選とのダブル選となった前回(59・2%)を大きく上回った。

 久元氏は、新型コロナ対策の進展や都心・三宮再整備の促進など2期8年の実績をアピールし、得票率は全区で6~7割に上った。全有権者に占める得票割合(絶対得票率)も35%と、前回の27%から8ポイント増えている。史上2番目に高い投票率(53・79%)や、好調が伝えられた日本維新の会が独自候補の擁立を断念したことなども影響したとみられる。

 一方、仮設のコロナ病床設置などを打ち出した弁護士の鴇田(ときた)香織氏は、会員制交流サイト(SNS)を駆使して若者らの支持拡大を図ったが、得票率は10・7%にとどまった。

 前回に続き2回目の立候補となった元加西市長の中川暢三(ちょうぞう)氏は、民間出身の市長の誕生を呼び掛けたが、得票率は9・2%と苦戦。兵庫労連事務局次長で共産推薦の岡崎史典(ふみのり)氏は、三宮再整備の中止など久元氏との対決姿勢を明確にして戦ったが、中川氏と同率だった。空手道場代表の酒谷敏生(としき)氏は「市長給与を返上するなどし、市民に還元する」と訴えたが浸透しなかった。(名倉あかり)

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