宍粟市山崎町中野、都多小学校の6年生9人が7日、情報通信技術(ICT)を活用して新聞製作を学ぶ授業の一環で、地域の神社や古墳などの歴史的な建造物を巡り、記事執筆のための取材を体験した。
教育現場でのICT活用を推進する、本紙提案の総務省のモデル事業。この日は朝、児童たちが車に乗り込み、学校から北へ5・4キロ離れた岩上神社へ。地元の歴史に詳しい山崎郷土研究会の大谷司郎会長(64)から説明を受けながら、神社の歴史を調べた。
続いて、地元で「観音堂」と呼ばれる祠(ほこら)や、巨大な石を使った石室跡が残る「宇野古墳」などを見学。児童らはメモを取ったり、タブレット端末で写真を撮ったりした。その後、取材結果を基に、郷土の歴史に関する記事執筆に取り掛かった。
小椋柊汰(しゅうた)君(11)は「タブレット端末を使って取材するのは楽しい。撮った写真を使って、いい記事を書きたいです」と話していた。(杉山雅崇)
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