宍粟市山崎町中野の都多小学校で3日、情報通信技術(ICT)を活用し、新聞の作り方を学ぶ授業があった。6年生9人が、神戸新聞社の社員から取材のポイントや記事の書き方を習った。
教育現場でのICT活用を推進する本紙提案の総務省のモデル事業。児童らは7日に地元の岩上神社などを取材する予定で、その後、タブレット端末を使って記事を書き、紙面を編集する。
この日は本紙で長年、文化記者を務めた山崎整さん(63)が、取材や編集のポイントを指導した。
授業では、実際の紙面を画面に映しながら、記事を置く場所はニュースの重要度に応じて判断することや、岩上神社などには取材すべき〝謎〟があることを説明。神戸市中央区の神戸新聞本社とも中継でつながれ、大町聡デジタル事業局長が、インターネットで情報を探す方法や注意点を語った。
6年生の前田玲奈さん(11)は「取材は大変そうだけど、神社のことを調べてみたい。中継映像の授業は初めてで、楽しかった」と話していた。
(古根川淳也)
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