情報通信技術(ICT)を活用し新聞を作る授業が3日、西脇小学校(西脇市西脇)であった。6年生約80人が地場産業の播州織や同小木造校舎を取材した新聞が完成し、神戸新聞パートナーセンターNIE(教育に新聞を)推進室の山崎整(ただし)室長補佐らが講評し、見出しの付け方や写真の配置などを解説した。(敏蔭潤子)
本紙が提案した総務省の事業。NTTドコモと電通の協力を得て実施している。
6年生は10~11月、6班ずつに分かれ、木造校舎の改修・保存を担う研究者や播州織業者らを取材し、歴史や課題、将来展望を調べた。記事を書き、新聞形式にまとめた。見出しも付け、木造校舎には「未来に残せ木のぬくもり」、播州織には「進化する伝統産業」「海外にも進出」などと表現した。
この日の授業では、山崎室長補佐が「見出しは、読むだけでニュースの内容が分かるように大切な要素が凝縮されている」と説明し、児童が付けた見出しを評価した。
6年の深田真帆さんは「街頭で市民に話を聞き、木造校舎は古いけれどみんなに愛されていると思った。市民の思いが伝われば」と話した。
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