情報通信技術(ICT)を活用し古里を紹介する新聞を製作している西脇小学校(西脇市西脇)で5日、6年生約80人が同市の片山象三市長に、地場産業の播州織や同小木造校舎について市の計画や取り組みを聞いた。(敏蔭潤子)
神戸新聞社が提案した総務省の事業。NTTドコモと電通の協力を得て実施している。
児童が「播州織を世界へどのようにアピールするのか」と問うと、市長は「世界中の人が播州織を買いに西脇に来てくれるように、若手デザイナーの育成を財政的に支援している。西脇の企業はパリで生地を発表し、今年は西脇高校生もパリでPRイベントに参加した」と活躍ぶりを伝えた。木造校舎では「残したい部分と変えたい部分はどこですか」という質問に「木のぬくもりの中で学んでいる良さを、大人になって分かるような校舎にしたい。児童や先生の意見を聞いて使いやすくすることも大切だ」と答えた。
6年生はタブレット端末で写真や動画を撮ったりメモをしたりしながら話を聞いた。藤井七瑠(なる)さんは「全ての質問に丁寧に答えてもらった。市長の人柄も伝わるような新聞を作りたい」、長谷川来愛(らぶ)さんは「市長も西脇小学校の卒業生だと聞いたので、木造校舎の良さも不便さもよく分かっていると思う。改修工事では適切な指示をしてもらえるはず」と話していた。
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