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長い歴史を物語るレトロな建物。店内には山の本もたくさん 話し好きの明るい人柄で、慕うファンも多い川本眞智子さん ボリューム満点だが、野菜もたっぷりのヘルシーなギョーザ 山頂にある神社からの眺望 高取山のあちこちで、ネコの姿がよく見かけられる
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長い歴史を物語るレトロな建物。店内には山の本もたくさん

話し好きの明るい人柄で、慕うファンも多い川本眞智子さん

ボリューム満点だが、野菜もたっぷりのヘルシーなギョーザ

山頂にある神社からの眺望

高取山のあちこちで、ネコの姿がよく見かけられる

  • 長い歴史を物語るレトロな建物。店内には山の本もたくさん
  • 話し好きの明るい人柄で、慕うファンも多い川本眞智子さん
  • ボリューム満点だが、野菜もたっぷりのヘルシーなギョーザ
  • 山頂にある神社からの眺望
  • 高取山のあちこちで、ネコの姿がよく見かけられる

長い歴史を物語るレトロな建物。店内には山の本もたくさん 話し好きの明るい人柄で、慕うファンも多い川本眞智子さん ボリューム満点だが、野菜もたっぷりのヘルシーなギョーザ 山頂にある神社からの眺望 高取山のあちこちで、ネコの姿がよく見かけられる

長い歴史を物語るレトロな建物。店内には山の本もたくさん

話し好きの明るい人柄で、慕うファンも多い川本眞智子さん

ボリューム満点だが、野菜もたっぷりのヘルシーなギョーザ

山頂にある神社からの眺望

高取山のあちこちで、ネコの姿がよく見かけられる

  • 長い歴史を物語るレトロな建物。店内には山の本もたくさん
  • 話し好きの明るい人柄で、慕うファンも多い川本眞智子さん
  • ボリューム満点だが、野菜もたっぷりのヘルシーなギョーザ
  • 山頂にある神社からの眺望
  • 高取山のあちこちで、ネコの姿がよく見かけられる

 六甲山にまつわる自然、環境、文学、食などの多彩な催しを大学のカリキュラムに見立てて情報発信する「六甲山大学」。そのプログラムの紹介や、山の旬の情報を通して、六甲山の魅力に迫ります。

 六甲山に多く点在する「茶屋」を紹介するシリーズ。大師道「燈籠(とうろう)茶屋」に続く3回目は、手作りギョーザが名物という異色の「月見茶屋」(神戸市長田区)を取り上げる。同市内の板宿や西代、妙法寺などから登れる絶景の山「高取山」の中腹にある。

 高取山は、神戸の都心部から西を望むと目に入る、ランドマーク的な山だ。標高300メートルちょっとの低い山で、ピラミッドのような角錐(かくすい)の姿が印象的だ。その形から、古来より神が宿る山とされ、神社や祠(ほこら)などが数多く点在する。

 西側と北東側からは六甲全山縦走路が、南東側からは神社への参道が2ルートあり、気軽に登れる山として親しまれている。なぜか、あちこちでネコの姿を見かける。

 高取山が面白いのは、茶屋が4軒もあること。それぞれに個性的な店ぞろいで、「ちょっとお茶を飲みに」と山へ登る人も少なくない。手始めに、4軒の中で最も山頂に近くに位置し、ギョーザがいただける「月見茶屋」を紹介する。

 1923(大正12)年創業の老舗で、現在店を切り盛りするのは、若いころから登山を楽しんできた「元祖山ガール」川本眞智子さん。もともと、街中で中華料理店を営んでいた夫と共に店を引き継いだ。

 当時から人気メニューであるギョーザをここでも提供し、知る人ぞ知る名物となっている。使い込まれた大きな鉄鍋で焼き上げられ、具がたっぷり詰まっていて食べ応え満点。合いびき肉とニラやキャベツの比率、そして秘伝の調味料が味の決め手だそう。

 カリッと香ばしい焼き上がりを前にすると、ビールは必然だ。1皿(8個)は400円で、「ギョーザとビール!」を目当てに、急な石段も頑張って登ろう、と決意させる逸品なのである。

 他のメニューとして、おでんやうどんなどもある。

 レトロな雰囲気の店内は広く、登山グループなどが時折宴会にも使うそうだ。気候のいい時期は、外の席も心地よい。

 営業時間は午前6~11時ごろ(土日祝日は午後2時ごろまで)。火曜定休。天候によって休業や時間変更あり。

▽ねぎし・まり アウトドア系のフリーライター。1961年、神戸市須磨区生まれ。六甲山を活動拠点とし、六甲山大学広報専門委員。著書に「六甲山シーズンガイド~秋・冬」など。

2019/9/10
 

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