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生野の鉱山町を歩きながら取材する高校生ら=朝来市生野町口銀谷
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生野の鉱山町を歩きながら取材する高校生ら=朝来市生野町口銀谷

生野の鉱山町を歩きながら取材する高校生ら=朝来市生野町口銀谷

生野の鉱山町を歩きながら取材する高校生ら=朝来市生野町口銀谷

日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」

 日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」への理解を深めようと、但馬と播磨地域の高校生24人が11月3日、朝来市の生野銀山や養父市の明延鉱山などを見学した。二つのコースに分かれて行われ、生野銀山周辺では鉱山町を歩くなどして歴史や観光振興の取り組みを、現地で活動する人たちに取材した。今後、成果を披露する発表会を開くほか、会員制交流サイト(SNS)での魅力発信も目指す。(竜門和諒)

住民らに取材、成果発表へ

 中高生らの日本遺産の認知度や理解度が低いことを受けて、構成遺産のある6市町などでつくる推進協議会が主催。昨年と一昨年はフォーラムを行ったが、今年は全4回のワークショップ形式に変更した。

 ワークショップは、香寺▽福崎▽市川▽神崎▽生野▽和田山-の6校の生徒が参加。10月に事前準備を行い、11月の2日間で取材とリポート作成を行う。12月には生徒同士で発表会を行うほか、SNSでの情報発信も行う予定。

 生野コースでは午前中に銀山を訪れ、ガイドから歴史や坑道について案内を受けた。午後は生野鉱山町に繰り出し、生野まちづくり工房「井筒屋」(朝来市生野町口銀谷)や旧生野鉱山職員宿舎「甲社宅」(同)などを訪問。スタッフや市民から地域の魅力や課題を聞き取った。

 香寺高校3年の中村真和さん(17)は、生野銀山のマネキンアイドル「銀山ボーイズ」をテーマに取材。「銀山ボーイズのおかげで観光客が来てくれている半面、紹介の仕方について地域では必ずしも受け入れられている訳ではないと分かった」と課題や疑問点を振り返っていた。

2021/11/4
 

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