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 六甲山の魅力を伝える六甲山大学「ミントサロン」が15日夜、神戸市中央区の商業施設「ミント神戸」で開かれた。今回はテーマを広げ、元タカラジェンヌで現在はダリア農家の梓晴輝(あずさはるき)さん(36)=宝塚市=が、自身の生い立ちや農家の経験などを語った。

 神戸新聞社などでつくる六甲山大学実行委員会の主催。講師の梓さんは宝塚市内のダリア農家で生まれ育った。中学校に入った頃から宝塚歌劇団に憧れを持つようになり、「夢のため、高校の体育祭で日傘を常備して日焼けを避ける徹底ぶりだった」と振り返った。

 2回目の受験で宝塚音楽学校に合格。その後、同劇団で「エリザベート」や「ベルサイユのばら」など数々の名作の舞台に立ったが、家族の病気をきっかけに2010年に退団した。

 メークの勉強のため、東京へ。「実家から送られてくる旬の野菜や米などを受け取るうち、『故郷のために何かできないか』と思うようになった」と梓さん。

 結婚を機に宝塚に帰ると、故郷は少子高齢化に直面していた。「故郷を盛り上げるべく、特産品ダリアを活用した洗顔料や、ハーブティーなどの販売事業、PR活動を始めた」という。

 体験談を基に梓さんは「周囲への感謝、自分のエピソードや思いを伝えて仲間を見つけることが大切」と強調した。(斎藤 誉)

2021/9/17
 

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