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カミカ茶寮の外観 甘さ控えめで、豆のおいしさがしっかり感じられる「カミカ水ようかん」。さっぱりとした上品な味わいだ 境内ではラジオ体操に加えて、独自のユニークな体操を行っている(4月)
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カミカ茶寮の外観

甘さ控えめで、豆のおいしさがしっかり感じられる「カミカ水ようかん」。さっぱりとした上品な味わいだ

境内ではラジオ体操に加えて、独自のユニークな体操を行っている(4月)

  • カミカ茶寮の外観
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  • 境内ではラジオ体操に加えて、独自のユニークな体操を行っている(4月)

カミカ茶寮の外観 甘さ控えめで、豆のおいしさがしっかり感じられる「カミカ水ようかん」。さっぱりとした上品な味わいだ 境内ではラジオ体操に加えて、独自のユニークな体操を行っている(4月)

カミカ茶寮の外観

甘さ控えめで、豆のおいしさがしっかり感じられる「カミカ水ようかん」。さっぱりとした上品な味わいだ

境内ではラジオ体操に加えて、独自のユニークな体操を行っている(4月)

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  • 境内ではラジオ体操に加えて、独自のユニークな体操を行っている(4月)

 六甲山に多く点在する「茶屋」を取り上げるシリーズ5回目。数ある毎日登山のコースでも特に短い一王山にあり、2020年2月にオープンした「カミカ茶寮」を紹介する。

 六甲山中腹、神戸大の下に位置する住宅街に、そこだけ取り残されたような小さな森がある。一王山十善寺の鎮守の森で、境内は六甲山の各地で行われている「毎日登山」の拠点となっている。最寄りのバス停がある高羽交差点(神戸市灘区)の陸橋東詰めからの標高差はわずか50メートルほどで、坂の町である神戸では決して急な部類には入らない。境内までは舗装道なのでタウンシューズでも散歩気分で歩ける。

 境内にあるのが「カミカ茶寮」で、六甲山の茶屋では一番新しい。前の茶屋のスタッフだった豊永博子さんが店を引き継ぎ、義理の娘の祐子さんと2人で切り盛りしている。

 名物は、祐子さんが考案した「カミカ水ようかん」(200円)。白あんをベースに黒豆をあしらった、ちょっと珍しい一品で、暑い時期の限定メニュー。涼しくなれば、白あん入りの焼きまんじゅう「カミカまんじゅう」(180円)が登場する。いずれも、客の意見も聞きながら何度も材料の配合を見直し、改良を重ねたという。テークアウトもできる。

 早朝、マスク姿で近所の人々が続々と登ってくる。店前の床几(しょうぎ)にあるノートに記帳し、体操をする。参加者は年配の方が多いが、毎日坂道を歩いて身体を動かす習慣は心身ともによい影響を及ぼすのか、皆さんイキイキした表情だった。

 店には、運動後にちょうどいい軽食もある。おむすび、みそ汁、漬物の和食セットと、コーヒー・トーストの洋食セットが各500円。屋外の席で、緑を眺めながら一服するのはとても心地のよいひとときだ。

 午前6時半~午後2時ごろ(土日祝日は午後4時)、木曜定休。天候によって臨時休業や時間変更あり。

▽ねぎし・まり アウトドア系のフリーライター。1961年、神戸市須磨区生まれ。六甲山を活動拠点とし、六甲山大学広報専門委員。著書に「六甲山を歩こう!」など。

2020/9/22
 

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