エッセー・評論

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 無観客の試合、無観客のライブ演奏。ひょっとしたら招待客のいない結婚式などというものもあるかもしれない。密集を避けざるをえない状況下、変則的であってもせめてオンラインで楽しみたいというのがファンたちの思いだろう。一方、主催者側も収入の大半が入場料に懸かっているので、これまでどおりの活動をどこまでやっていけるか、不安なことだろう。

 そんななか、これとは反対にあえて「無観客」のパフォーマンスを選んだ音楽家がかつていたのを思い出した。31歳にしてステージを去ってスタジオでの録音に集中し、1982年に50歳で逝ったカナダのピアニスト、グレン・グールド。

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2020/7/31
 

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