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丹波篠山市産の黒豆を使った和スイーツを製造販売する「丹波樂膳」の吉本博次代表。奥が併設のカフェスペースとなっている=丹波篠山市味間奥
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丹波篠山市産の黒豆を使った和スイーツを製造販売する「丹波樂膳」の吉本博次代表。奥が併設のカフェスペースとなっている=丹波篠山市味間奥
看板メニューの「丹波黒豆のテリーヌ」。たくさん入った黒豆としっとりした口当たりが魅力=丹波篠山市味間奥
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看板メニューの「丹波黒豆のテリーヌ」。たくさん入った黒豆としっとりした口当たりが魅力=丹波篠山市味間奥
ログハウスを一部改修した店舗の外観=丹波篠山市味間奥
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ログハウスを一部改修した店舗の外観=丹波篠山市味間奥

 地元産の素材を使った和のスイーツ店「丹波樂膳(らくぜん)」が、兵庫県丹波篠山市味間奥にオープンした。米飯加工販売会社「樂膳」(同県尼崎市)が、店舗内の工房で作った特産黒豆のケーキ「テリーヌ」やおはぎ、大福などを販売する。店舗にはカフェ「La Raku-ららく-」も併設。菓子はもちろん、相性抜群の黒豆入りコーヒーや丹波茶などが一緒に楽しめる。(谷口夏乃)

 同社は創業当初から、大手外食チェーンや百貨店向けに事業展開。一方で自社名が表立って出ることはなく、吉本博次代表(59)は「食べてくれるお客さんの顔が直接見たい」とも思うように。磨いてきた加工技術を新たな形で生かすため、10年ほど前におはぎの製造も始め、現在おはぎ専門店「芦屋樂膳」を同県芦屋市内に2店構える。

 丹波篠山での開業を検討し始めたのは昨秋。これまで菓子を作る上で、黒豆をこだわって使ってきた。「黒豆にこだわるなら、生産地の丹波篠山で作って売ろう」と、取引先などの縁もあって決めた。

 店舗は約10年空き家だったログハウスを一部改修し、5月13日にオープン。看板商品は、丹波篠山の黒豆をふんだんに使い玄米粉で作ったテリーヌ(税込み4104円)。「米粉でしか出せない味わいに」と、上品でしっとりなめらかな食感に仕上げた。吉本代表は「贈答用にもお薦めです」と自信を見せる。

 そのほか、黒豆のあんを使ったおはぎ(同302円)やどら焼き(同313円)などがある。カフェでは、これらを一度に味わえる「お菓子プレート」(同1650円・黒豆茶付き)などを用意する。

 吉本代表は「緑に囲まれたロケーションで、ゆっくりお菓子とお茶の時間を楽しんで」とPR。「生産者や加工者の方と関わる中で、ここに来て良かったと思っている。茶畑や田園風景がある味間地区が盛り上がるよう、貢献できたら」と話した。

 午前11時~午後5時。土日のみ営業。臨時休業もあるため、最新の営業は「芦屋樂膳」のインスタグラムで確認を。丹波樂膳TEL080・5708・8919

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