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爽やかな青色のあんが目を引く「クリームソーダパン」=丹波市春日町野村
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爽やかな青色のあんが目を引く「クリームソーダパン」=丹波市春日町野村
爽やかな青色のあんが目を引く「クリームソーダパン」=丹波市春日町野村
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爽やかな青色のあんが目を引く「クリームソーダパン」=丹波市春日町野村

 白いパンの中に、マリンブルーのあんと純白の生クリーム。爽やかな青と白のコントラストが夏空を思わせる。多くの人から愛される「クリームソーダ」が、まさかのパンになった。製パン業を手がける足立商事(兵庫県丹波市春日町野村)が夏季限定で販売。見た目のインパクトにとどまらず、ソーダ味のあんと生クリームの組み合わせのおいしさにとりこになる人も増えているという。(秋山亮太)

 商品は「クリームソーダパン」。2年前に生まれ、今年は5月上旬から販売が始まった。丹波市柏原町田路にある、足立商事のベーカリーブランド「テゾーロ」の店舗や、道の駅「丹波おばあちゃんの里」(同市春日町七日市)のパンコーナーに並んでいる。

 白く焼き上げられた生地は、しっとりした歯触り。中を割ると、ソーダ風味のあんが顔をのぞかせる。空気を含ませた軽い生クリームと一緒に口へ運ぶと、ソーダの香りが鼻を抜け、クリームの優しい甘みが広がる。冷やして食べてもおいしいという。

 「見た目に負けないおいしさでしょう」。足立健実社長(44)は自信を見せる。子ども向けの商品開発で珍しい「ラムネあん」に着目。ラムネ風味を前面に出したパンは他にもあったが、「味が一辺倒だと飽きてしまう」と分析し、生クリームを加えてクリームソーダ風にすることを考えた。ラムネの風味を引き立てつつ、甘くなりすぎないバランスを目指したという。

 カラフルな見た目が、インスタグラムなどの交流サイト(SNS)で人気に火を付け、口コミで味も評判となり、昨年は4千個近く売れたという。子どもだけでなく「大人の男性にもファンが多い。手土産なのか、まとめ買いする人もいた」といい、足立社長は「クリームソーダパンを丹波市の夏の風物詩やご当地名物にまで育てていきたい」と熱を込める。

 1個税込み230円。8月上旬ごろまで販売予定。予約やまとめ買いの注文も受け付けている。足立商事TEL0795・78・9620

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