エッセー・評論

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ある朝の秋空

ある朝の秋空

 台風が通り過ぎ、とうとう秋がやってきました。すみずみまで晴れ渡り、香ばしいお天気が続いています。

 残暑が長びいた今年の夏。ついこの間まで35度を超える日もあったのに、ひんやりした風が山から下りてきたとたんに、夏の日の記憶は薄れ、思い出そうとする頭もどこかに置いてきてしまったみたいにぽかんとして。なんだか懐かしいような、ほんのり切ないような、そんな気持ちになるのです。秋は空気があんまり澄んでいるから、人の体や心までも透き通り、いろいろなことを忘れるようにできているのでしょうか。

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2022/10/9
 

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