北播

  • 印刷
乳牛「ハリマ・アベカーク・ドアマン・ヴイーナ」(左)と乳牛クラブ3年生=播磨農業高校
拡大
乳牛「ハリマ・アベカーク・ドアマン・ヴイーナ」(左)と乳牛クラブ3年生=播磨農業高校

 播磨農業高校(兵庫県加西市北条町東高室)乳牛クラブの生徒が育てた乳牛が、全国品評会「第10回全日本ブラックアンドホワイトショウ」で、出産を経験していない学校出品牛の中で1位に輝いた。土日も休むことなく世話に努めてきた生徒たち。「牛とコミュニケーションを取って飼育した成果が出た」と喜んでいる。(敏蔭潤子)

 同ショウは全国ホルスタイン改良協議会などが主催し、各地の酪農家が集う国内最大級の大会。今年は4月に静岡県で開催され、全国から182頭のエントリーがあった。同校からは「ハリマ・アベカーク・ドアマン・ヴイーナ」(18~21カ月未満)と「ハリマ・ラバンガード・ドツク・アイラ」(12~15カ月未満)が出場し、2頭の世話をする3年近藤春華さん、浅和澪さん、高尾古都音さんが同行した。

 審査は月齢・年齢や出産経験の有無などに応じ、12部門に分けて行われた。骨格や体形の良さなどがチェックされ、2頭はそれぞれの部門で、高校や専門学校など学校出品牛の上位2頭に選ばれた。中でもヴイーナは出産経験のない牛を審査する5部門全体で1位に。「骨格が正確。腹が引き締まって深みがある」と評価された。

 3人は2頭が生まれた時からミルクをやり世話をしてきた。ふんの状態や食欲を見て体調の変化に気付き、顔を見ると機嫌の良しあしが分かるようになった。放牧をして一緒に走ることもあるという。

 「よく食べて、よく運動した成果が出た」と審査結果を受け止める3人。酪農家を目指す近藤さんは「頑張ったら、頑張った分だけ返してくれる牛が大好きになった」と話し、他のクラブ員とともに、毎日飼育に励んでいる。

北播播磨農業高校
北播の最新
もっと見る
 

天気(9月7日)

  • 34℃
  • 27℃
  • 20%

  • 36℃
  • 24℃
  • 40%

  • 35℃
  • 26℃
  • 20%

  • 35℃
  • 25℃
  • 30%

お知らせ