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好スタートを切り、レースを引っ張った1区の長嶋幸宝選手=京都市、たけびしスタジアム京都
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好スタートを切り、レースを引っ張った1区の長嶋幸宝選手=京都市、たけびしスタジアム京都
レース後、選手と入賞を喜び合う湯河龍平さん(左から2人目)=京都市右京区
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レース後、選手と入賞を喜び合う湯河龍平さん(左から2人目)=京都市右京区
西脇工の7位入賞を喜ぶパブリックビューイングの観覧者たち=西脇市野村町茜が丘
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西脇工の7位入賞を喜ぶパブリックビューイングの観覧者たち=西脇市野村町茜が丘

 2時間3分50秒で7位に入り、5年ぶり24度目の入賞を果たした西脇工男子陸上部。レース後、マネジャーの湯河龍平(たっぺい)さん(18)は「1年間の努力が報われた」と感無量の表情で選手たちを迎えた。

 足立幸永監督と選手をつなぐパイプ役となって1年。この日は会場近くのテントでテレビ越しに戦況を見守り、それぞれ順番にスタート地点へ向かう各選手に「笑顔で帰ってこいよ」などと声を掛けた。

 新型コロナウイルスのため練習ができず、気持ちやコンディションが落ち込んだ9月ごろには強い言葉で選手を鼓舞。その後、チームは息を吹き返し、「逆境が人を強くする-。それを実感した」という。

 足立監督も「諦めない気持ちが走りから伝わった」とたたえた。中でも、3年生の奮闘が入賞につながったと振り返り、「留学生が後ろから迫る中、冷静に耐えた寺本(京介選手、3区)と、入賞ラインに入ってきた塩田(大空主将、6区)」とポイントを挙げた。

 兵庫県大会3位に沈んだ昨年の悔しさを晴らす入賞。足立監督は試合前に「頑張ったらパーティーをしてやる」と話していたといい、「今夜はクリスマスケーキを好きなだけ買ってやらなきゃ」と破顔した。

 一方、西脇市茜が丘複合施設みらいえ(同市野村町茜が丘)ではパブリックビューイングがあり、約50人が大画面の中継映像を、真剣な表情で見つめ、雪が降る中で奮闘するランナーを応援。2区の山中達貴選手(3年)が区間賞の力走で3位に順位を上げると、拍手が湧き起こった。

 7位入賞が決まると、会場はこの日一番の熱気に包まれた。西脇工の卒業生という男性(62)=多可町=は「1区の長嶋(幸宝)選手が思いきって飛び出したいきおいで頑張ってくれた。元気をもらった」と喜んでいた。(伊田雄馬、長沢伸一)

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