共生の大地へ 没後1年・内橋克人の歩いた道
(2)匠の時代 地域と響く「実の技術」
「技術はちょうど地下の伏流水のように、いつか商品や時代の流れを変えてしまうことになるんだ」。若いエンジニアたちが議論を交わす(「電卓戦争の軌跡-シャープとカシオ」)。「お前たち、自分は旋盤工として採用されたんだ、と思え。現場を知らない技術者なんて、ウチでは不要なんだから」。現場に発想の原点がある(「セイコー・クオーツの世界」)。
■あふれるリアリティー
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