ひょうご経済プラスTOP 連載一覧 経済コメンテーター 地域をこの目で <地域をこの目で(6)芦有ドライブウェイ副社長・齊藤成人氏>カジノ開業 鬼より怖い「背面調査」

地域をこの目で

<地域をこの目で(6)芦有ドライブウェイ副社長・齊藤成人氏>カジノ開業 鬼より怖い「背面調査」

2023.08.31
  • 印刷
シンガポールのIR・リゾートワールドセントーサのカジノ入り口(筆者撮影)

シンガポールのIR・リゾートワールドセントーサのカジノ入り口(筆者撮影)

 関西では何かと話題のカジノだが、予定通りだと2030年にわが国に初めて誕生する。場所は大阪湾岸エリアの夢洲(ゆめしま)と、兵庫県の目と鼻の先だ。投資額は1兆円を超えるという。私が勤める芦有ドライブウェイの建設費は62年前の開業時で26億円、現在価値で374億円なので(公務員給与ベースで物価計算)、想像もつかないほど大きな投資だ。

 湾岸エリアで大規模プロジェクトと聞くと破綻した大阪ワールドトレードセンタービルディング(大阪市港湾局)やアジア太平洋トレードセンター(経済局)を思い出す。20年ほど前はクリスタ長堀(建設局)、湊町開発センター、大阪シティドーム(いずれも計画調整局)を含めて、所管する当時の大阪市の部局名の頭文字から5Kプロジェクトと呼ばれていた。

この記事は会員限定会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。