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<地域をこの目で(4)芦有ドライブウェイ副社長・齊藤成人氏>変わる空港 進むアミューズメント施設化

2023.07.06
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但馬空港の展望デッキ。スカイダイビング用小型機の離発着を見ることができる(筆者撮影)

但馬空港の展望デッキ。スカイダイビング用小型機の離発着を見ることができる(筆者撮影)

 但馬空港へドライブに出かけた。空港ターミナル自体は閑散としていたが、屋上デッキから広大な滑走路を眺めているだけで気持ちの良い時間をすごすことができた。但馬空港は西日本で唯一スカイダイビングができ、滑走路の横にはキャンプ場もある。飛行機に乗らなくても遊ぶことができる楽しい空港だ。

 今、空港業界のトレンドは飛行機に乗らない人も空港に呼び込むことだ。空港オペレーターは、より多くの人、特に飛行機に乗らない地元民を空港に呼び込みお金を落としてもらいたいと思っている。そのため、但馬空港のように各地の空港ではアミューズメント施設化が進んでいる。たとえば大阪(伊丹)空港には犬用の水飲み場ができた。地元の人に散歩ついでに立ち寄ってもらいたいのだろう。ターミナル内には子供向けの遊具施設や地元の人気カフェがあり、いつも子連れ客で混んでいる。

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